Hello cosmos,Goodbye chaos.

アニメーションが好きな摂食障害経験者(女性)による日々の雑感

不惑になりたいお年頃

昨年あたりから、「年を取ったな」と感じる出来事が多くなった。
それは主に容姿にまつわるもので、鏡を見ては落胆する日々を繰り返している。


そんなときは「もうすぐ40歳だから仕方ないか」と自分を慰めているのだが、ある時ふと「ふわくのよんじゅうだい」という単語が頭に浮かび、「私もついに、あの有名な”ふわくのよんじゅうだい”に仲間入りっ?!」と、若干浮かれ気味になったのである。
この瞬間の私の頭の中では「ふわくのよんじゅうだい」はまだ平仮名表記のため、子供の頃に抱いていた魅惑的な印象・響き*1のままの意味合いでの第一声である。

 

だが、その数コンマ後には「ふわく」⇒「不惑」⇒「まどわず」⇒「迷わない」と変換されていき、

「いや、人生の中で今が一番迷走しているんだが・・・」

と、容姿だけでなく自分の生き方についてまで落胆せざるを得ない事態になってしまったのだ。
「ふわくのよんじゅうだい」にときめくことができたのは、ほんの一瞬だった・・・


今は、数年後に迎える「不惑の四十代」に向けて、焦りしかない。
年を重ねるにつれて、自分の内面が劣化しているからだ。
成長が止まって横ばいになっているだけならまだいいが、明らかに後退しているのだ。
内面の劣化が、人生の迷走の原因になっている。

 

ぐだぐだ考えず、ぐだぐだ言わず、耐えて耐えて耐えて、底辺にいてもただただ生きるのだ。
そう腹をくくれば、不惑な人間に少しでも近づけるだろうか。

*1:「ふわく」と「みわく、みりょく」を混同していた。